こんにちは。福岡東スタジオ設計士の八川です。
今回はお家づくりで意外と重要な照明のお話をしたいと思います。
照明にはいろいろなタイプのものがあるのは皆さんご存知の事でしょう。
〇 照明を選ぶ上で基本的なこと
照度(明るさ) ルーメン(lm)
よく〇〇帖程度と分かりやすく表示されていますが、私たちは〇〇lmを
見て選んでいます。
色温度(光の色)ケルビン(K)
数字が大きくなると白色、逆に小さくなると黄色になります。
はだか電球の色温度はだいたい3000Kです。
他に演色性等ございますが、照度と色温度を押さえておけば大丈夫でしょう。
〇照明のかたち
最近の建物で一番使用されているのはズバリダウンライトでしょう!
比較的照度(明るさ)の調整がしやすく、上手に配置することにより
部屋の隅々まで均等な明るさを確保することが出来ます。
そして何といってもシンプルな見た目なので、お部屋のデザインを邪魔する
ことがありません。最近は調光、調色の機能の付いたものもリーズナブルに
手に入れることが出来ます。
ダウンライトだけで構成してもスッキリとして明るい空間をつくることが出来ますが、
光源(電球)の位置を床の近くや目の高さに持って行って見ましょう。
いつもと違った奥行き感が生まれて来ます。
ダイニングテーブル上部のダウンライトだけを灯し、ちょっと離れた場所のフロアランプ
これだけでもいつものお酒、お料理がワンランクアップ間違いなしですよ。
間取りを考える際に一緒に照明計画することで、もっと広がりのある空間を手に入れることが
出来るでしょう。
最後にいろいろな照明器具をご紹介します。
〇ルイスポールセン PH5
世界で一番有名な照明器具ではないでしょうか?
ポール・ヘニングセンによりデザインされ1958年に発表されました。
グレアレス(眩しくない)に優れ、眩しいLEDにもってこいの器具です。
〇ヤコブソンランプ
こちらも幾重にも重なるシェードが特徴です。そしてまた素材が木です。
見ているだけでホッとしてしまいます。意外と和室にも合うんです。
ハンス- アウネ・ヤコブソンによるデザイン
〇AKARI
いかにも提灯なのですが、洋の空間との相性抜群!ちょっと大きめがカッコイイ!
イサム・ノグチによるデザイン
〇ゴールデンベル
1936年、ヘルシンキにあるサヴォイレストランの内装のために考案され、
翌年、パリ万博のフィンランドパビリオンで発表された。
個人的に一番好きな一品です。部屋の隅にすーっと下げたい。
アルヴァ・アアルトによるデザイン。建築も大好き。
皆さんも是非照明で遊んでみてはいかがでしょうか?
Blog