アシスタントブログ 福岡東スタジオ
こんにちは!
福岡東スタジオアシスタントの金子です。
もうすでに知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、東スタジオにはいろんな名作椅子が置いてあります。
今日はひとつ名作をご紹介したいと思います!
1958年に発売された【Spanish Chair】です。
ボーエ・モーエンセンの代表的な作品で、スペインの貴族たちが使っていた一枚革の木製椅子がモデルとなっています。
幅広いアームレストはサイドテーブルとして利用できるのでここに珈琲や本を置いてリラックスできるのが魅力です^ ^
また、素材は天然の植物樹皮から抽出されるタンニンでなめしたもので、革本来の風合いにこだわり、職人たちが手間を惜しまずひとつひとつ作り上げました。
使っていくうちに味が出て経年変化を楽しめる為、愛着も湧いてきますね!
ボーエ・モーエンセンはデンマーク家具の代表的なデザイナーで、彼が生み出した家具はその時代の国民生活を反映した家具とも言われています。
デンマークと言えば、「ヒュッゲ」と呼ばれる文化があります。
冬が長く夜も長いデンマークでは家で過ごす時間や家族と過ごす時間を大切にし、そのための空間づくりにとてもこだわるそうです。
それは椅子も同じで選ぶ時もじっくり選んで長く、大切に使います。
デンマークの人たちがそれだけ物や環境、時間の使い方を大切にしているのを感じることができますよね!
実際に幸福度が高い国としても有名なので「素敵な暮らし」をつくっていくことは幸せな暮らしをすることに繋がるのではないでしょうか。
椅子ひとつにもデザイナーの想いやそれを使う人の想いがあると思うとどんな椅子にもお金では買えない価値があることに気づかされます。
何だか語り調になってしまいましたが少し心に染みるお話でした!
最近は暑くなりましたのでお子様が外で遊ぶ時の熱中症対策のためなるべく帽子の持参をお願い致します!
それではまたのブログで^^