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福岡で注文住宅を建てる時の住宅ローンの選び方(第3回)フラット35の解説

福岡の注文住宅市場や地域特有のローン事情

福岡で注文住宅用のローンを取り扱っている主な金融機関は以下の通りです:

    • 九州最大の地方銀行1

    • プレミアム住宅ローンは年0.475%からの適用金利で利息負担が軽減4

    • 変動金利型は0.975%から(保証料一括型)1

    • 取引店の近くに住んでいる方、または勤めている方が利用可能3

    • さらに北九州銀行、佐賀銀行、肥後銀行の住宅ローンの特徴を一言で表すと以下のようになります:

      1. 北九州銀行:地域密着型で、がん保障特約付住宅ローンが金利上乗せなしで利用可能1

      2. 佐賀銀行:事前審査申込日、本申込日、借入日の中で最も有利な金利を選択できる柔軟性がある6

      3. 肥後銀行:災害復旧ローン特別金利やSDGsプランなど、地域特性を考慮した特色あるプランを提供7

      これらの地方銀行は、注文住宅を建てるに当たりそれぞれの地域性を活かした特徴的な住宅ローン商品を展開していることがわかります。

    • 福岡住宅ローンセンターを設置5

  • 地方銀行の住宅ローンが人気4

  • 注文住宅会社やハウスメーカーを通じて地元銀行での審査を勧められることが多い4

  • 福岡銀行、西日本シティ銀行、北九州銀行が特に人気4

福岡で住宅ローンを検討する際は、各金融機関の金利や条件を比較し、自身のニーズに合った選択をすることが重要です。また、注文住宅会社やハウスメーカーや不動産業者からの紹介も参考にしつつ、複数の金融機関に相談することをおすすめします。

注文住宅と住宅ローンには密接な関係があり、注文住宅特有の資金需要に対応するためのローン商品や仕組みが存在します。

注文住宅では、建築の進捗に合わせて複数回の支払いが必要となります17

  • 土地購入費用

  • 着工金

  • 中間金

  • 完成時支払い

これらの支払いは、一般的な住宅ローンの融資実行(建物完成時)よりも前に発生するため、注文住宅では特別な資金計画が必要となります。

注文住宅向けの代表的な金融商品が「つなぎ融資」です17

  • 目的:建物完成前の支払いに対応

  • 特徴:短期(1年程度)、高金利(2〜3%)

  • メリット:自己資金が少なくても注文住宅が実現可能

つなぎ融資の代替として、一部の金融機関では「分割融資」を提供しています9

  • 特徴:建築の進捗に合わせて段階的に融資実行

  • メリット:つなぎ融資より低金利で利用可能

  1. 建築会社との連携:
    ハウスメーカーの提携ローンは金利が低く設定されやすい13

  2. 融資実行のタイミング:
    土地購入と建築費を分けて融資を受けられる商品を検討11

  3. 返済計画:
    建築期間中の金利のみの支払いや、返済開始時期の選択が可能な商品を探す7

注文住宅の場合、一般的な住宅ローン以上に綿密な資金計画が必要です。ハウスメーカーや専門家と相談しながら、自身の資金状況に合った最適なローン商品を選択することが重要です。

  • また福岡で注文住宅を建てる場合においてはにおいては警固断層などのリスクが考えられます。地震保険の加入など十分な備えが求められます。

 

フラット35の解説

1. フラット35とは?

フラット35は、住宅金融支援機構が提供する長期固定金利型の住宅ローンです。大きく分けて以下の2種類があります。

  • フラット35:一般的な固定金利型住宅ローン。
  • フラット35S:一定の条件を満たした場合、最初の5年または10年間の金利が引き下げられる特別プラン。

2. フラット35Sの特徴

フラット35Sには、金利引き下げ期間の違いによって、以下の2種類が存在します。

  • フラット35S(Aプラン):最初の10年間、金利が引き下げられる。
  • フラット35S(Bプラン):最初の5年間、金利が引き下げられる。

適用されるプランは、物件の性能基準によって異なります。不動産会社が提供する資料で確認が可能です。

3. フラット35の金利と融資条件

  • 9割以下の借入金利:1.32%(2021年2月時点)
  • 9割超えの借入金利:1.58%
  • 団体信用生命保険(団信)の加入が必須ではなく、未加入の場合は金利が0.2%引き下げられる。

ただし、団信は万が一の際にローン残債をカバーする保険のため、加入を推奨。

4. 住宅ローンを利用する際のポイント

① 借入額を9割以下に抑える
9割以下の借入にすると、金利を低く抑えることが可能。

② 代理店によって手数料が異なる
フラット35は、住宅金融支援機構が提供しますが、実際の手続きは代理店を通じて行います。そのため、手数料が異なり、1%未満のところもあれば2.2%のところもあります。できるだけ低い手数料の代理店を選ぶことが重要。

③ 適合証明書が必要
フラット35を利用するには、一定の基準を満たしていることを証明する適合証明書の提出が必要。この取得には約10万円の費用がかかる。

5. フラット35のメリット・デメリット

メリット

  • 固定金利のため、金利上昇リスクがない
  • 団信の加入が任意(健康上の理由で加入できない人にも適している)
  • 将来の支払い計画が立てやすい

デメリット

  • 適合証明書の取得費用が必要(約10万円)
  • 銀行ローンに比べて諸費用がかかる

6. フラット35はどんな人に向いている?

  • 長期的に安定した支払いを希望する人
  • 自己資金を1割以上用意できる人
  • 変動金利のリスクを避けたい人

まとめ

フラット35は、金利が固定されるため、将来の支払い計画を立てやすい住宅ローンです。手数料の安い代理店を選び、自己資金を1割以上用意することで、より有利に活用できます。金利変動を気にせず安定した返済を希望する方には、非常に心強い選択肢となるでしょう。

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第2回

第3回

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