福岡東スタジオ堀井です。
今回は植物についてお話したいと思います。
今年も暑くなってきてあっという間に夏になりそうな気配がしてきました。
雪国育ちの僕にはツライ季節です。僕の地元は広島の北の方で中国山地の山の上です。
車で5分も行けば鳥取県になります。標高もたしか900mぐらいだったと思います。
冬には1mぐらいは楽に雪が積もります。昨年のお盆に帰省した際には夜は18℃ぐらいまで下がったので快適というか寒いぐらいでした。
今年のお正月です。
ずいぶん前置きが長くなりましたが、田舎に行くと標高の影響以上にずいぶん涼しく感じることがあると思います。
そこに影響しているのが樹木(植物)です。
グリーンを見ると気持ち的にもリラックスできるのもありますが、樹木の持つ作用の一つに蒸散作用というものがあります。
根から吸い上げた水分を葉裏の気孔から余剰水分を蒸発させて、その気化熱で周囲の温度を下げ、自らの体温が上がり過ぎないようにしています。
お家づくりの中で求められる木の役割は景観などの見た目の印象づくりに目が行きがちですが、しっかりと役割を果たしています。
1、景観をよくしてくれる
2、木陰を作ってくれる(落葉樹であれば夏は日差しを遮り、冬は落葉して日差しを取り入れてくれる)
3、蒸散で周囲の温度を下げてくれる(1本程度ではあまり効果は無いかもですが・・・)
4、木陰の気温が下がることで微風が発生する
5、強風時の防風の効果が期待できる
6、実のなる木を植えて収穫を楽しむ(レモンがおすすめ)
思いつくままに書きましたがまだまだあると思います。
落ち葉などのお手入れに多少の手間がかかるものの、樹木の恩恵は大きいのでお家づくりの際には
お庭にしっかりと木を植えてみてはいかがでしょう。
このお家では低木・高木合わせて120本、樹種40種類の樹木を植えさせていただきました。
10年後はどうなっているんでしょうか?楽しみです
堀井がお送りいたしました。
ちなみに樹木の事はガーデンプランナーの平下までご相談ください。
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