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福岡で注文住宅を建てる際の火災保険の基礎知識 後編

注文住宅を建てる際、火災保険への加入は家を守る上で欠かせないポイントです。しかし、火災保険といっても単純に「火災」だけでなく、さまざまなリスクが対象となっています。本記事では、火災保険に含まれるカバー範囲や、実際の具体例をもとに解説します。福岡での注文住宅計画を進める方にとって、家を守るための重要な知識となるはずです。

火災保険の補償対象とは?

火災保険の補償対象は、「建物」と「家財」の2つに分けられます。以下の具体例を見ながら、それぞれの補償範囲について考えてみましょう。

【落雷】建物と家財、どちらが補償される?
1. テレビが壊れた場合
→ 家財保険の対象です。テレビは移動可能な物品であるため、建物ではなく家財として扱われます。
2. エアコンが壊れた場合
→ 基本的には建物の設備と見なされるため、建物の火災保険で補償されます。エアコンは室内機と室外機が壁に固定されており、簡単に移動できないからです。
3. インターホンが壊れた場合
→ こちらも建物の火災保険で補償されるケースが多いです。

ポイント:
補償が建物か家財かを判断する基準は「移動が可能かどうか」。移動できるものは家財、固定されているものは建物の扱いとなります。

【風災と水災】どちらが補償される?

日本では台風による被害が多く、風災と水災の違いを知ることが重要です。
1. 屋根が台風で壊れ、雨漏りが発生した場合
→ 風災として扱われます。これは風の影響で生じた損害だからです。
2. 台風で浸水し、床上浸水に至った場合
→ 水災の対象となります。水災の補償は、浸水深度が基準(例:床上40cm以上)を満たす必要があります。
3. 土砂崩れで建物が被害を受けた場合
→ 水災として補償されます。台風が原因であっても、土砂崩れは「水の力」による影響とみなされるためです。

ポイント:
被害が「上から来た場合(雨漏り)」は風災、「下から来た場合(土砂崩れや浸水)」は水災として分類されます。

火災保険加入時のチェックポイント

火災保険には細かい条件や制限があります。特に以下の点に注意してください:
• 家財保険の必要性を検討する
家具や家電が火災や落雷などで被害を受けた場合、家財保険がないと補償されません。高価な家電製品をお持ちの方は、家財保険への加入を検討しましょう。
• 水災補償の条件を確認する
床上浸水の基準を満たさない場合、補償対象外となるケースがあります。保険契約時にしっかりと確認しましょう。
• 保険内容の見直しを定期的に行う
家を建てた後、時間が経つにつれて必要な補償内容が変わることがあります。特にエアコンやインターホンなど、建物設備の補償範囲についても見直しが必要です。

まとめ:福岡の注文住宅で火災保険を活用しよう

火災保険は、火災だけでなく、台風や落雷、浸水など、さまざまなリスクをカバーします。しかし、補償対象や範囲は契約内容によって異なるため、加入前に十分な検討が必要です。特に福岡のように自然災害が多い地域では、風災や水災への備えが重要です。

注文住宅を建てる際は、保険会社や専門家と相談しながら最適なプランを選び、安心して新生活を始めましょう。

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