家を建てることになってすぐに頭に浮かんだのはサーフィンをしに訪れていた糸島半島のビーチサイドに建つ、ごくごくシンプルな家でした。
いつも外観を見ていてカッコいいなとフィーリングが合う感じがしたんです。
雑誌を見たら長崎材木店が建てたと書いてあったので古賀の展示場に見学に行き、一目でここでお願いしようと決めました。
新しい家には、太い大黒柱と子どもの頃から慣れ親しんだ薪ストーブを必ず取り入れたかったんです。
大黒柱に合わせてカウンター用の一枚板を発注したのですが、これが想像以上に分厚くて大丈夫かな・・・と思っていたら空間にピタリとハマったので見立ての感覚もさすがだなと感心しました!
壁の素材もこだわりたくて面ごとに細かく注文をしたんですが、フィーリングが合うので話が早かったですね~。
両親もスタッフさんとすっかり仲良くなり庭の片隅に父の趣味である燻製小屋まで建ててもらっていました(笑)
天然の木をふんだんに使った家は最初は綺麗すぎて気恥ずかしいかもしれないけど、住んでいくうちにどんどん経年美を増して恰好良くなる確信があったんです!
デニムやブーツなどのレザーアイテムと一緒ですね。
長い時間をかけて自分たちの好みのテイストに仕上げていける。
そこがなによりも魅力的でした。
息子からの「一緒に住もう」という提案はうれしかったですね。
息子たちと話を進める中で、互いの人生のサイクルを考えて気を遣わなくていいように家はそれぞれ1軒ずつ建てることにして、どんな家にするかは息子夫婦の考えを尊重しました。
私たちが選んだのは、太い柱や梁を生かしたシンプルな平屋建て。
「手入れをしやすいように」とオーダーし最小限の間取りにしました。
家が完成して周りの防塵網が取り外されてようやく家全体が見えた時は、期待以上の外観に身が引き締まる思いでした。
ここから時間をかけてわが家はどんどん恰好よくなります!床のキズとかも全部いい味になっていくはず。そういうフィーリングを息子たちがいいねと感じてくれたら大成功ですね!