設計事務所で素敵な家つくりませんか?福岡で家を建てる!家づくりのスタイル。自由設計の注文住宅、デザイン住宅、企画住宅、商品住宅、ガレージハウス 、平屋、おしゃれな家ってどう作るの?
長崎材木店一級建築士事務所 代表の長崎です。
最近特に、若い方が弊社の福岡東スタジオに多くお見えになるようになりました。
一言で家づくりのスタイルっていろいろあります。家ってどんな特徴があるのだろう。
お洒落な家ってどうやって立てるのだろう。コストパフォーマンスのいい家ってどうやるんだろう。
色々わからないこともあるでしょうから私なりの長年の経験を踏まえて解説をご披露したいと思います。
さて、最初に
◯注文住宅、こちらは読んで字の如く、お客様の要望をお聞きして建てる、自由設計で注文に応じて作る住宅。
メリット ある程度自由な間取りのオーダーに応えられる。自分の好きな土地を選べる。
一からスタートの家族揃っての家づくりを体験できる。設備やキッチンなど自分の好みの物を自由に選べる。
デメリット 自由である反面、予算を把握し辛い。設計士の技量に大きく左右される。
自分でしっかりコンセプトを持っていないと使い勝手の悪い家になる恐れが高い。工期がかかる。
間取りにこだわり過ぎると外観のデザインが悪くなる。良くも悪くも施主のセンスに大きく左右される。
土地から探す場合土地が決まらないと予算が決まらない。
土地によっては土地代に予算を取られ予算オーバーとなる場合もある。
〇「土塁の家」【グッドデザイン賞 受賞】公益財団法人日本デザイン振興会
◯建築家住宅 デザイナー住宅ともいう。
メリット 建築家なりのデザインにこだわった家を作ることができる。
デメリット建築家のカラーが強いと外観デザイン優先の住みにくい家になる恐れがある。
建築家との相性が重要。屋根の軒の出の少ないデザインが多く施工技術を要する。
◯企画住宅 会社があるペルソナを想定して、このような人のライフスタイルだったらこんな家がいいのではと
企画して作る住宅。メリット 企画された住宅の為、価格が明解わかりやすい。
デザインレベルもある程度担保されている。打ち合わせ時間や工事期間短く建てやすい。
一般的に価格的にも合理的。予算組しやすい。デメリット 間取りの変更がしづらい。
変更した場合、追加金額が高くなる。あくまでも企画の中で家を建てなければならない。
◯商品住宅 企画住宅を更に商品として進めた住宅。
メリットオーダーが簡単、完成物モデルがあればそのまま家が建つので安心。
デメリット 家づくりの楽しみが少ない。車のような完成品を買う感じ。
◯建築条件付き宅地住宅 住宅会社が家の建築用に購入した土地。売り建て住宅ともいう。
メリット 土地エリアにこだわりがあり、自分が気に入った場所であればメリットがある。
土地と建物を同時に決めのことができるので予算組みがしやすい。
デメリット 土地を所有している住宅会社以外で建築することができない。
◯建売住宅 メリット場所が気に入ればそのまますぐ住むことができる。デメリット当然のこと、
建っているので間取りが決まっている。一般的にコスパに優れているがそれなりの家である。
◯おしゃれな家ってどう作るのだろう。
よく単純に片流れ(屋根が片方に流れている)にしただけの変な家や、
平べったい屋根で軒の出のないキューブ型の何となくおしゃれ風の家はよく見るけれど
屋根を片流れにしたり、平べったくしたりって、どこでも出来る単純な設計。
全然おしゃれじゃない。本物のおしゃれな家とは大違い。似て非なるもの。
私なりの解は間取り優先の凸凹した設計をしないこと。
家を間取りで設計するのではなく、立体で設計すること。基本、平面プランのみで考えない。
整理整頓とでも言いましょうか窓の位置を縦横合わせる。
出来る限り重心の低いプロポーションを心がける。天井高に影響するので設計力を相当必要とします。
引き算の設計。あれもこれも欲張らないこと。
うちの設計する家は厳しい設計原則(掟)があって設計が日々頑張っています。
次に住宅のスタイル。
平屋住宅 メリット平屋なので階段を登る負担がない。
デメリット一般的に広い土地がいるため土地代に予算を取られる。
平家のため基礎と屋根の施工面積が増え割高となる。
ガレージハウス メリット ガレージがビルトインされているので車好きには好まれる。
デメリットその分建築面積はガレージにとられ予算が膨らむ。排煙、防火仕上げが必要となる。
ログハウス いわゆる丸太小屋 メリット 丸太を使った自然感覚豊かな住宅。
傷がついてもあまり気にならない。 デメリット 定期的なメンテナンスが必要。
屋上住宅 三階部分の屋上をプライベートスペースとして敷地いっぱい有効に使うことができる。
狭い土地に建てることができる。デメリット デザインが似たようになる。階段の上り下りが増える。
スキップフロアー住宅 階段の途中にスキップするように部屋がある住宅。
メリット収納スペースを取りやすい。ユニーク デメリット階段の上り下りが大変。
二階リビング住宅 眺望が良い場所に立てると景色を楽しめる。
隣地と顔がささずプライベートを満喫しやすい。デメリット 食材等の上げ下ろしが手間。
二世帯住宅 親子二世帯で住む住宅 過去に流行った住宅。親の土地に建てるので土地代がいらない。
デメリット 嫁姑問題。親世帯が亡くなった後の将来の使い方が課題。
ゼロエネ住宅 ZEH 断熱性能を高め、太陽光発電を屋根に搭載し電力を賄う住宅。
メリット電気代が少なくて済む。デメリット 太陽光発電を搭載するため初期投資に費用が結構かかる。
ソーラー住宅 太陽光を熱として取り入れ冬場の晴天時の熱源として利用する住宅。
メリット太陽の自然な温熱のため体に優しい。
デメリットコストアップ日本海に面する福岡エリアにおいては冬場の曇天が多くメリットを享受しにくい。
「家族みんなが笑顔になる住まい」
おまけ
ハウスメーカー 住宅産業として事業を行い全国展開する会社
デベロッパー 土地の開発から行い、住宅やマンションを建ててる業者
地域ビルダー 地域にて住宅産業を担うある一定規模の会社
ローコスト住宅業者 大量生産、施工の合理化により安いコストで住宅を建てる業者
工務店 地域に根差し地域の職人を使って住宅を建築する業者
風水、家相 昔流行った家づくりの考え、この通り建てると大きなお屋敷でもないととんでもない家になる。
二間続きの和室 昔は仏事が家で行われていた為、一番いい場所にしつらえられていたが
普段はほとんど使うことの無かった部屋。リフォームで洋間になったりする。
仏間和室 昔はお客様のため必ずあった和室。リビングの隣によく配置された。
福岡の土地情報 福岡は最近東京大阪よりも住みやすく空港も近くインフラも良いため、
東京大阪の移住組が増えて、土地バブルの様相を見せている。
感覚値では1.4から1.5倍はしているのではないでしょうか
福岡西部の糸島の人気に続き、福岡東部の福津市津屋崎。などが自然も豊富で人気のエリアとなっている。
坪あたりの面積=坪とは3.3㎡、さらにわかりやすく言うと畳二枚分の面積のこと。
坪単価とは「(建築価格÷延べ床面積or施工面積)」面積当たりの住宅の単価。
床面積の計算に、延べ床面積を使うか施工面積を使うか。
どんな仕様、どんな設備を使うか。
また、価格の中に、外部給排水設備や
カーテン、照明、エアコン等や外構工事を含むのか含まないのかで大きく異なる。
平家は基礎と屋根部分の面積が多くなるので高めの算出結果となる。
小さい家は割高、大きな家は割安の算出結果となる。
なぜかと言うと高額なキッチン、バス、トイレ等の設備は二世帯住宅でない限り同じだから、
例えば合計200万だったら面積の広い家の方が坪単価は安くなるはず。
このように業者によって算出方法が異なる。単純に坪単価の数字を比べるだけで
一概に高い安いでは判断できない数字。
あくまで参考に留め、内訳をしっかり見る事。
コスパの良さそうなローコスト 住宅はこの数字で競い合う。
一級建築士、二級建築士 ある一定の大型の建物を法規上、設計できるかどうかに大別される。
建築基準法に則った設計を行うもの。デザイン力や間取りの良さには関係しない。
デザイン間取り力は一級二級には関係せず個人の力量に委ねられている。
ウッドショック コロナの遠因で木材の供給や価格高騰の原因となっている住宅業界にとって深刻な問題。
事前審査 住宅を建てるのに自分の年収で銀行からいくら借りれるか事前に行う審査。
これがないと家を建てる予算が立てられない。家づくりにあたって一番にすること。
用途地域、容積率、建蔽率、北側車線、崖条例。家を建てるのに建築基準法上決められている規制。
相続税税制度、住宅ローン控除、グリーン住宅ポイント制度
外張り断熱 柱の外側に断熱材を貼った住宅。
充填断熱材 柱の間に断熱材を充填した住宅。
(詳細は検索してみてください。)
ここまで知っていればどこに行っても怖くない。
下手な営業マンより情報武装はバッチリ。
行ってらっしゃい!
ついでに過去の内観撮影写真もあげておきます。イメージの参考になれば