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「より美しく 住み継ぐ」ということ

「より美しく 住み継ぐ」ということ

「御社の住宅、どんな家なんですか?」

そんな質問を受けることがある。
初めて会った人からだったり、昔からの知り合いだったり。

何度聞かれても、ふと間が空く。
口にするには、少しばかり時間が必要な問いだ。
こちらの心持ちを、ちょっとだけ整える時間。

でも答えはいつも同じになる。

「より美しく 住み継ぐ家 をつくっています」と。

それは決して気の利いたコピーではない。
ただ、嘘のない言葉を丁寧に選んだだけの答えだ。

手間を惜しまない。
設計士が一邸一邸、目に見えないところほど、心を込める。
使う素材も、風景も、住まう人の人生すらも受け止めて、
一つの“かたち”にしていく仕事だ。

そんな家づくりに、流行や効率というものは似合わない。
だから、私たちは今日もまた図面の前で悩む。
「この軒の出は、冬の日差しにどう寄り添うか」
「この窓から見える風景に、余計な線は入らないか」
そうやって、小さな美しさの積み重ねをつくっていく。

家というのは、不思議なものだ。
ただの建物なら、何十年か経てば古くなる。
でも、ちゃんとした家は、年を重ねるごとに味わいが増す。
暮らしを包み、思い出を刻み、やがて次の世代に手渡されていく。

いずれその家は、子から孫へと手渡されるかもしれない。
そのとき、誰かが言うだろう。

「いい家だね。ずっと大事にしてきたんだね」と。

それが「住み継がれる家」だ。

だから私たちは、売る家をつくっているのではない。
住み継ぐ家を、残そうとしている。

いつか誰かが、ふと思い出すような家。
帰ってきたくなるような場所。
家族の記憶が、柱や梁に染み込んでいるような一邸。

それを目指している。

※お知らせ
4月25日19時より 動画公開。
https://youtu.be/dsCvmB4Auxs


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