いい家の定義
当たり前のことを述べていくが、あえて再定義してみよう。
いい家とは
まずは、家族が安全に快適に、健康に暮らせて、
四季折々家で過ごすことの自然との楽しみを感じれる家が、いい家である。
くつろげる家、楽しく家事や子育てが出来る家、明るく伸び伸び育つ家、
家族と仲良く暮らせる家、自分の時間を大切にできる。
その様な家がいい家であると定義する。
これら家づくりの思想は、
車で言うところのエンジンやシャーシに当たると考える。基本思想。
その上、シェルターとなりうる耐久性と安全性が求められる。
構造が重要である。
たとえ、いい間取りでも耐久性や安全性が無いことには意味がない。
次に温熱環境とデザイン、出来る限り自然の力を利用する、
熱損失の少ない家造り、車のエアコンに相当する。
デザインに関して
プロポーションのいい家造り、つじつまのあった家造り、
このつじつまの合った家造りをするのとしないとでは
全く同じ間取りでも全く違う家が出来てしまう。
車では車高からくる外観デザインそしてシャーシ足回りに当たる。
それらを全てを、ほどよいところでまとめあげた上でのコストバランスに
優れた建物、これが我々の考えるいい家の定義である。
ある点において最高級のものを使った超高級車などは確かにすばらしいが
乗れるのはごく一部の人だけになってしまう。
ただ単にデザインに走ってもいけない、断熱素材や工法に偏っても、
ただ単に価格だけでもいけない。
車にたとえるならば、しっかりしたエンジンやシャーシにそれらが
バランスよく機能している事が快適に乗るコツ。
そもそもエンジンとシャーシだけでは走れないしバランスがよくないと事故の元である。
建主の欲望を全面に押し出した。
間取り優先、性能至上主義、デザイン優先の家づくり。
これ見よがしの歪(イビツ)な車や改造車が多すぎるのが悩ましい。
いささか旧式であろうとも住み継ぎたいと思えるような住まいを作る
ビンテージとなりうる住まいを目指す。