古寓
現在、レストア中の実家の呼称を考えている。
⚪︎⚪︎荘 ⚪︎⚪︎苑 ⚪︎⚪︎亭 ⚪︎⚪︎庵 ⚪︎⚪︎・・・・・・
どれも大層な呼称でイメージにそぐわない。
もっと侘びた感じがいいのだが・・・・・・
そういえば昔の人が自分の家を仮住まいの居として
自尊の意味を含めて「寓居」と呼んでいたことを思い出した。
明治10年に曽祖父によって建てられた平屋建てのこの家は
代々その時代その時代と使われ続けていた。
創業の地でもある。
家の方が長生き。人間の方が仮の住まいとして住み続けている。
人の命なんて儚いもの。いうならば寓居。築146年の古い寓居
ということで「古寓」(こぐう)と命名することとする。