新入社員の入社の季節、新入社員に関してはどうやって会社を選ぶのだろうか。多分、CMで見た、いつもよくその会社の商品を使っている。先輩が入っている。会社の規模、初任給が高い、休みが多い、様々な、接点及び選択肢によって導き出されるとことなる。

就活から採用まで約半年間で人生の決断を迫られる。正直運任せ。20代の就職は交通事故と言っても過言ではない。今まで学生ということで、画一的なシステムの中に生きてきたものにとっては大いなる船出であろう。入社一年目はとにかく慣れることで精一杯。2年目に少し慣れてくるがまだぎこちない。3年も経つと個人の本音や本質的なものも出てくる。会社の良い悪いもほぼ見えてくる。また業界全体もなんとなく見えてくる。

もしかして次なるステージへの一歩ともなるかもしれない。まあ、20代はどこの会社に入っても、どんな業界、部署に入っても勉強になる。たとえそこがブラックであっても。生ぬるい会社よりも徹底的にしごいてくれる会社、これが本人にとっては後々大いなる宝と自信となるであろう。大事なのはそこでどんな人、どんな上司、どんな仕事に出会い、どう人間的成長するかにある。ただそこにいるだけでは人生の無駄でもある。

どこの業界に行こうとも、たとえ異業種であれなんの仕事をしようとも結果は同じ、本人の資質に頼るしかない。そういう意味においてはどんな職業でもいい、最初に入る会社でどれだけ自分自身に磨きをかけれるかが重要。たった3年経験したくらいではキャリアには全然ならない。少し社会人になった程度。

それよりも20代は特に人間的に自分を磨くことに注力するのがいいかもしれない。資格を取ったり色々な人と出会ったり。本を死ぬほど読んだり。そこにおいて20代に求められるのは元気な挨拶と素直な心。これがないと浮かぶものも浮かばれない。浮かんでこない事には救い上げられないものだ。

さて20代と異なり30代に求められるのはプロとしての自信とリーダーシップ　。40代に求められるのはマネージメント能力。新入社員においては大体、一律給与で決められるのだが30代40代になると個人によって、稼ぎは異なってくる。簡単にいうと経済の市場価値。必要とされる人は市場価値は上がり相場はあがる。それなりの人はそれなり。若い人は、初任給が高い低い、休みが多い少ないで選ぶよりも30代に自分自身どうなっていたいか目標を定める事、人生はここで大きく変わってくる。20代は30代になるための助走期間なのである。