昭和の日を懐かしく想う。
- 来週の月曜日4月29日は昭和の日
先日、何の拍子か面白いインスタ動画を見た。
時は20XX年、世の中は人手不足に喘ぎ企業は人材難倒産も辞さない時代。
今日は面接日、硬い会議用スチールチェアに腰掛ける人たち。
相対するマネージメントチェアーに座るのは高級スーツを身に着ける人。
硬いスチールチェアーに座るのは、そう各会社の社長たち
高級スーツを身につけた青年にプレゼンテーションを始める。
一人目 うちは会社に出てこなくていいです。
二人目 うちは休み放題です。遊び放題です。給料は世間相場の2倍出します。
三人目 うちはみっちり仕事をさせる。しかしやりがいは君に与える。・・・・
結局決まったのは二人目の社長の会社。
他の社長は企業の存亡がかかっているのだろう泣き崩れる。
おまけに最後の三人目の社長は「髭など生やして君は立場を認識しているのか」と
青年に上から目線でいなされる。
ここ欠落しているのは、たかだか企業の高待遇によるプレゼンテーションで
職業やなどで働き先を決めてしまう浅はかさ。ブランドもそうであろう。
あくまでもコントであるが、最近の就職報道メディアを見ると似た様な感じ。
昭和親父の私が思うに
そこで自分のやりたいこと。自分に向いていることが本当にできるか?
一生喰っていくに困らないスキルを身につけれるかどうか。
入社まではよく言えばお客様。
採用担当者もノルマがあり必死である。
その後は、特に大手であればいくら名門大学出であろうと社員は同じ一つのコマとなる。
そして長い出世競争レースの幕が振り下ろされる。
西へ東への借家住まい。明日は我が身と肝を冷やす。
途中リタイアや転職、降格、窓際。フレッシュなのも2年目まで
組織の色に染められていってしまう。その井の中の人生を歩むこととなる。
人生80年、その会社が永遠に続く保証など、どこにもない。
また入った会社の中で出世していけるかどうか、
出世しなくてもいい、魂の情熱を燃やし続けられるかどうか
どちらにせよ、一生喰っていくに困らないスキルを身につけれるかどうかが肝になる。
とまあ、私も最後の社長のようなプレゼンテーションになるであろうが・・・・・・
「うちはみっちり仕事をさせるしかしやりがいは君に与える。・・・・」
昭和の日
国民の祝日で、4月29日。 「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを趣旨に制定された。 もとは昭和天皇誕生日であった。
PS この青年の入社後のアナザーストーリー、ぜひ見てみたい物である。