普通が普遍
現在は情報化時代。したがって家に関してもさまざまな情報で溢れている。
家のデザイン、トレンドもそう。
輸入住宅、建築家住宅、デザイナー住宅と様々なトレンドがある。
少し盛りは過ぎた様相でもあるが、さしづめ現在は軒の出のないスクエアーな住宅がトレンドである。
さてよく聞く話でもあるが、
洋服も髪型も、自分の青春時代のスタイルを年をとっても
どうしても引きずってしまう傾向にある。
70年代、80年代、90年代、2000年、2010年とトレンドは変化していく。
男性で言うなら、ボトムスの裾が極端に長かったり、短かったり、
スーツのサイズ感もダボタボだったりピチピチだったり。
若かりし日のスタイルを引きずってしまう。
あまりにも時代を背負ってしまうと古臭くなってしまう。
さて、ここで洋服について云々言う気もないので話題を戻すことにしよう。
私が言いたいのは、家のデザインはフツーがいいということ。
町を歩けば「ああこの家は90年代の家だなこれは最近の家だな。」
と見るだけでわかってしまう。
住宅は洋服や髪型のように簡単にアップデートすることができない。
一時の流行りや情熱でやってしまうと50年間はさらし続けることになる。
20年30年で取り壊される家というのは
時代の目に耐えられなくなって取り壊されていくものもある。
決して、耐震性能や断熱性能だけではない。
フツー、ニュートラルがいい
時代のレッテルのない
普遍的なデザインがいい
それが古臭くならない秘訣でもある。
「普遍=タイムレス」