モノの値段
至極個人的なこと。
新聞などの文字もまだ裸眼で見える。
老後を控え、たまーにメガネに憧れてしまう。
先日、お祖父さんが書けるような渋ーいメガネをネットで発見。
名前がまたいい ! 「越前國甚六作 甚ノ参」
70近い越前国(福井)のメガネ職人が作る品。
イメージで言うとサザエさんの波平さんやマスオさんみたいなメガネ。
さらには昔のジャズミュージシャンや
気難しそうな彫刻家がしていたような感じのやつ
ブリッジとリムが金属であとはセルロイドのメガネ。
いつ老眼になっても変えれるように、押さえておこう。
でも伊達メガネはキザだし目もそんなに悪くないので、
さてどうしたものかと思案、
とりあえず紫外線で色が変わる調光グラスを
入れてみようかと画策する。
メガネコレクターの知人(用途に分けて30本近く所有)に相談すると
安いのならZ⚪︎⚪︎fにある持っていけば持ち込み料込みで6000円くらいからレスンズを入れてくれるとのこと。
さらに以前メガネを買ったところに電話で聞くと15000円くらいから
入れれますとさらりと回答があった。
また知り合いの別の眼鏡屋に聞くとやはり同じような回答。
約2倍から3倍の価格差! これはどう言うことであろう?
町場の眼鏡屋は小さいから高いのか?
そもそもぼったくりなのか?一体どう言うことであろうか?
と言うことで調査に入ることとする。
ネット検索、YouTube動画、知人への聞き込み。
事細かに調査する事、二日間。相当知識は高まった。
出てきた答えは ピンキリということ。
そもそも調光グラスは20年前からある技術で
商品的にもこなれてきているようだ。
だが現在においては、機能はより高度に多岐にわたってきている。
一番ベーシックなものが4000円台くらい
色々な機能が入ることによって価格は上がっていくことが判明。
物の価格とはやはりそれなりということ。
価格には理由があるということ。
だって、高いだけだったら絶対誰も買わないはず。
価値を感じて購入に至るのだから。
ということで、今回のチョイスは
HOYAのミスティというタイプに決定。
単に真っ黒く変色するのではなく、淡ーく変色するタイプ。
真っ黒いメガネをしていたらドン引きされそう、
職場でも使うのに、これくらいならいいかな?
車の運転や海に行く時、
朝日や夕陽を浴びながら読書するときには
重宝しそう。
つまり、その人に価値があれば、その値段なのである。
そしてどこで買うかも大事。
先日もカレンダーを持ってきていたようだが
いつも移動販売車で来てくれる。(カレンダーは使わない。)
メガネの白川さんに作ってもらうことにしよう。
いつでもメンテしてもらえるし親切だしね !
物の値段、人の消費行動とはこんな物である。