オーセンティック
以前より、私たちの作る家を一言で表現するワードは無いものかと苦心していた。
スタンダード、ベーシック、タイムレス、エレガント、ビューティフル、ビンテージ、、、、、
なんだか歯の浮く単語ばかり。
先日、読んでいた昔の本の中から「オーセンティック」という、いささかか古い単語を掘り出してきた。
authentic(オーセンティック)響もなかなか良い。
洋服で言うならばツィードのジャケット。おじいさんの代から代々引き継がれていく。
モード服のように新しくも無く、古くもなく、
穴が開いてもかけつぎしたり、いよいよ袖に大きな穴が開いても革の当てをしたりと
とにかく長く愛されていく。私も一着持っているがもう20年近く着、続けている。
最初はごわごわしているが今では皮膚の一部となっている。
やっとツイードが似合うようになってきた。
と言うことで「authenticな家とは」とChatGPTに聞いてみることにした。
「authenticな家」とは、言葉通り「本物の」「真実の」「正直な」といった意味を持つ
「authentic」という言葉を用いた表現で、
住居においてはその家が持つ独自の特徴や真実味を指すことが多いです。
具体的にどのような家が「authenticな家」とされるかは文脈によって異なりますが、
一般的には以下の要素が考えられます。
1. 歴史や文化に根ざした家
「authenticな家」は、その地域や時代の文化、伝統に基づいた建築スタイルやデザインを
持っていることが多いです。
例えば、古民家や伝統的な建築様式を踏襲した家は、
地域の文化的な背景や歴史に対して敬意を表しているといえます。
2. 自然素材を使用した家
自然の素材や地元の素材を使い、環境に優しく、かつその土地の気候や風土に適応した家。
例えば、木材や石材を主な建材にし、建築において人工的な素材を極力使わないといったスタイルです。
自然素材は経年変化によって味わいが増し、時間とともに「本物の感じ」が増していくと考えられています。
3. 職人技が活かされた家
高度な職人技を駆使して作られた家も「authenticな家」と言えるでしょう。
木工やタイル張り、漆喰塗りなど、手作業で仕上げられた部分が多い家は、人工的な大量生産の住宅とは異なり、
一軒一軒に個性があり、独特の魅力を持ちます。
4. 住む人の個性が反映された家
オーナーの個性やライフスタイルが色濃く反映されている家も「authentic」といえるでしょう。
例えば、シンプルで無駄のないデザインや、逆に自分の好みや趣味を自由に表現した内装など、
その人らしさが感じられる住まいです。
5. 生活に密着した実用性
美しさやデザインだけでなく、実際に住む人々の生活を支える実用性が備わっていることも
「authentic」の一環です。
使い勝手や快適さがしっかりと考慮されている家は、単なる装飾的な美しさ以上に価値があり、
生活そのものが豊かに感じられる場所となります。
6. 過度な装飾がないシンプルさ
「authenticな家」は過度に装飾されたものではなく、
シンプルでありながらもその素材や形、機能性に深いこだわりが感じられることが多いです。
無理に飾り立てることなく、素材そのものの美しさや空間の使い方が際立っている場合が多いです。
7. 持続可能性を考慮した家
環境に配慮し、エコな素材や技術を取り入れて作られた家も、
現代の「authenticな家」として捉えられています。自然との調和を大切にした家づくりは、
単に見た目の美しさだけでなく、未来に対する責任感を示すものとも言えるでしょう。
総じて、「authenticな家」とは、
その家に込められた価値観、精神、そして時間を経て本物の魅力を放つものといえるでしょう。
いかがであろう。
私が今まで追い求めてきた世界が全てこの単語の中に集約されているではないか !
築18年の我が家であるが、
自分で言うのもなんであるが「オーセンティックハウス」と言っても過言ではない。
ピカピカでもない、これ以上古くもならない。
まさにツィードのジャケット(18年もの)みたいな住まい。
さて今週の金曜日19時に我が家をYouTubeにて公開予定である。
タイトルはそう「オーセンティック ハウス」
自分の家だからと言うことで特段特別なものは使っていない。
今現場で施工している建物と同じ木、塗り壁など自然なもので作っている。
ずっと同じ仕様である。なぜならば、自分がいいと思う物しか作りたく無いから。
築18年の家がどう見えるか、ぜひ見ていただきたい。
お楽しみに。
下にリンク先をつけておきます。2024 1/17 19:00公開予定。
PS 昨年の11月に撮影したもので今話題のパーカーを着ているが
自宅にてのくつろぎ感を演出の為、悪気はない。ちょっと言い訳。